UN Relation
人から人へ繋がるリレー形式のインタビュー。
ここではデザイナーやバイヤー、ショップスタッフ等から繋がり、インタビュイーのルーツやバックグラウンド等を紹介。
MACARONIC デザイナー・スタイリスト 青木 貴志
・現在に至るまでの経緯
専門学校のスタイリスト科を卒業して、ロンドンに1年間遊学したんですが、
帰国後、自身で服を作り作品撮りという日々を送り、某セレクトショップに取り扱われる。
その後、店舗とブランドを立ち上げると同時に、スタイリストとしても活動を開始。
当初はオリジナルブランド MACARONICと古着をメインに取り扱う。
その後セレクトショップへと切り替え現在のMACARONICに至る。
・MACARONIC(ラテン語で雅俗混交体)の名前の由来は何ですか?
自分の性格は天邪鬼だと思っています。
寄りすぎたモノよりも相反するモノが混雑している方に美しさを感じる。
人間は矛盾だらけの様に。
MACARONIC=雅俗混交体 という意味なんですが、カフェでショップ、
ブランド名を考えていてたまたまその言葉を見つけ、5分くらいで決めました。
・ブランド、スタイリスト、店舗全て同時期に開始した理由は何ですか?
特に理由はありません。全部、未経験でしたが全部やりたかったので始めました。
ロンドンから帰って仕事がありませんでしたが、どこかに属するつもりもなかったので。
・現在までで手掛けた作品や出来事で印象に残っているものはありますか?
ANREALAGEの東京タワーでのファーストコレクション。
ここでは詳細は言えませんが、後にも先にもあんなことは有り得ないと思う程のハプニング。
色々な意味で衝撃的でした。
・ スタイリストとしてもう一度仕事をしてみたい人、またどういった方と仕事をしたいと考えていますか?
中島美嘉ちゃんを手掛けていた時のアートディレクター 田所さん。
田所さんは映像業界で天才って言われているんですが、とにかく自分の頭の中に完璧な絵を描ける人でした。
様々なアートディレクターと呼ばれる人と仕事をしましたが、どこか絵がぼやけている人が多い。
久しぶりに「凄いひと」に出会えました。
・スタイリング、またはデザインをする上で重視していることはありますか?
”スタイリング”
媒体に合わせてクライアントが求めていることを理解し、自分の価値観を押し付けない。
ちゃんと歩み寄る姿勢で接する。その上で自分らしさをほんの少しだけ出す。
"デザイン”
スタイリストの仕事に比べると遥かに自由度が高いので見た人にドキドキして貰える様なモノを作る。
絶対的な基準としてZARAに無いモノを作ろうと、よくアシスタント達に言います。
ZARAに価格面、デザイン面で勝っているブランドは少ないと思うし、
ZARAのラックに掛っていたら埋もれるブランドも多いと思っ てます。
ZARAにあったら良くも悪くも違和感があるような、そんな変な服を作っていきたいです。
・今現在注目している事
味覇(ウェイパー)。
・今後予定している活動
次のS/Sのコレクションではちょっと変わったことをやろうと思ってます。
未だ言えません。ランウェイは年に一回のA/Wのみの予定です。
・自身のルーツやバックグラウンドとなったものはなんですか?
バックグラウンドが皆無なことが僕のバックグラウンドです。
・今回初めてのコレクション発表を終え、今改めて振り返ってみて変化はありましたか?
自分でもびっくりするくらい、自分の気持ちが日々変動しました。
ラストルックは一日半前にデザインが浮かんだのでそこから作り始めた程、ギリギリまで作り込みました。
それでも発表当日の朝に目が覚めると発表したくなくなって。
もっとこうすれば良かった、あーすれば良かった、未だこんなのじゃ発表したくないって 。
でも、いざ会場に向かう車の中ではテンションが上がってドキドキしました。
懐かしい感覚でしたね。発表が終わったらある程度の満足感と、無数の反省点が見つかりました。
スタッフ達と打ち上げで飲んだビールはここ数年で一番美味しかった。
満足した瞬間が自分の限界だと思っているのでちょっとだけ安心しました。
結果的にランウェイというオモチャに夢中になりました。ずっと続けたい遊びですね。
・紹介者のイリエ タイ氏について
入江さんはお酒が一滴も飲めないので、僕の中では一番カフェでお茶をする方ですね。
シラフで何時間も喋っていられます。様々な経験を積まれた大先輩なので勉強になることがホントに多いです。
見た目と年齢のギャップに誰もがびっくりすると思いますが、一番びっくりするのは思考が僕ら目線と同じということ。
勿論、 良い意味でです。それは歳を取ってもファッションをやる上で一番大切なことだと思っているので敬服しています。
・次に紹介する人と、その人について
cilandsia TAKASHI KONDO
親友であり、尊敬する先輩。
i poneアプリのちょっとしたゲームをストイックにやり続けスコアを伸ばして喜んでいる姿は賞賛に値します。
彼の絵は彼が死んだ後、歴史に残ると思うので持っている方は大切に持っておいた方が良いかと思います。
MACARONIC 青木 貴志
大学中退後、服飾専門学校に入学。卒業後、渡英。平成16年3月に帰国
平成17年8月1日にセレクトショップMACARONICを立ち上げると同時にスタイリストとしても活動開始
雑誌、タレント、ミュージシャン、東京コレクション等、衣装制作まで幅広く手掛ける
平成21年2月に株式会社MACARONICを設立 2011A/ Wコレクションにて自身初のランウェイショーを発表
現在代表取締役・デザイナー兼スタイリスト
MACARONIC
東京都渋谷区神宮前6-8-6 國枝ビル2階
TEL/FAX:03(5466)2295
営業時間:12:00~20:00 無休


